ケルンボールのこと 4/5
おすわりするようになるまでの紐つきボール遊び
ケルンボールで遊ぶ-④
(5)円盤につけて
吊るし棒に吊るされた10色のボールは同じ形です。しかし、それはバラバラに目に映ります。これを円盤に吊るすと、色の輪=色環として見えてきます。色が互いに関係をもちながら移り変わっていく姿を輪による循環によって感じさせます。球体は赤 - 橙 - 黄 - 黄緑 - 緑 - 青緑 - 青 - 青紫 - 紫 - 赤紫の順序で円盤に取りつけます。
最初に円盤を回して、中心に取りつけられている紐をねじります。ねじり合わせた紐の間に片方の手の人差し指を入れ、下に押し開くように降ろすと円盤が回転しはじめます。この指を上下に動かし続けると、円盤は右回転、左回転を交互に繰り返します(下記写真)。色のボールが、完全につながり、美しい虹の輪が目に映ります。バラバラなものが、回すという活動によって、一つの円に統一されます。
これは人間の目にはバラバラに見える様々な事柄が、活動によって、つながりをもち、統一されていくことを暗示します。
くるくる くるくる
お花がくるくる 回ります
くるくる くるくる
大きくなって
くるくる くるくる
小さくなって
くるくる くるくる
だんだん 速く
くるくる くるくる
だんだん 遅く
あるいは歌いながら
♪ ひらいた ひらいた
なんの花がひらいた
レンゲの花が ひらいた
ひらいたと 思ったら
いつのまにか しぼんだ
(和久洋三著/『遊びの創造共育法 ②ボール遊びと造形』より抜粋)
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