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ケルンモザイクのこと 第1章-1

<ケルンモザイク>による彩色活動の展開

色彩の科学

 一般的な童具に限らず、子どもの衣料や用品用具は赤、黄、青、緑、紫等の色に彩られているので、着色されていれば色彩感覚が豊かになると思い込んでいる人達や、濁色はきたない色と決め込んでいる人達がいます。そのため子ども達は無彩色や清濁色の美しさに出合う経験がほとんどなく、色彩に関する情報がきわめて片寄っているのが現状です。
 形に秩序があるように色彩にも秩序があります。この秩序から生まれる調和を直感したり理解することによって *「色彩感性」 は豊かになります。
 色彩の多様な美しさを感じとり、身につけることのできる童具の開発を思い立って考案したのが<ケルンモザイク>です。
 さて、ボール遊びや積木遊びで経験したように私達の活動は秩序を直感することによって自由になり、創造的になります。色彩についてもそれは変わりません。そこでまず基礎的な「色彩の秩序=色彩の科学」を述べておきます。
 <ケルンモザイク>はここに述べてあるすべての色彩の要素が導入された製品です。

*)色彩感性
通常「色彩感覚」という言葉を用いますが、感覚は具体的な色相等を見る機能で調和を直感するのは感性です。

(和久洋三著/『遊びの創造共育法 ⑥色面の遊びと造形』より抜粋)

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