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フレーベル『人の教育』解体新書
親と子の共育①〜④

親と子の共育
子どもの本質をとらえたフレーベル著作の現代版
フリードリッヒ・フレーベル著作『人の教育』が刊行されたのは、いまからおよそ二百年前。そこに著された教育思想を紐解き、フレーベルの言葉を現代の私たちにわかりやすい言葉に置き換え、一人でも多くの子どもを取り巻く方々に知って頂きたいと願って、『親と子の共育』は執筆されました。
子どもの生きる力を育むために私たちができることは、子どもが人間の本質を発揮できる環境を整え、見守ること――。
今日から実践できる「親と子が共に育つ共育」の指針。

フレーベル『人の教育』解体新書 親と子の共育①~④
□ 価 格:各1,100円(税込)
□ 判 型:A5版/76~108ページ/本文モノクロ
□童具館または童具取扱店でお求めください。
親と子の共育④
新刊
フレーベル『人の教育』解体新書
親と子の共育④ 生徒としての発達
「親と子の共育④」本文より抜粋
 個々別々の事物を、さらに分解し、個別化して教えることは授業の目的ではありません。むしろ逆に、個々別々の事物を関係づけて観察し、認識することによって「関係性の原理」を直観させることこそが学校本来の姿です。
 しかしこのことが今は忘れられていたり、見過ごされていることが多く、学校の教師はたくさんいますが、真の教師はわずかしかおらず、したがって真の学校もきわめて少ないのです。
 たぶん、今、人々は本来の学校のあるべき姿について考えを述べることもなければ、また述べようともしません。
(中略)
 私達は少しずつ成長する中で、知恵を深め、事実から真実を、真実から真理を、真理から原理を洞察するようにすることが必要です。
 また私達やその他の事物にはかならず存在理由、存在価値があることを知り、どんなものにも真実、真理、原理が宿されていることを知ることが大切です。
 そして、私達には全知全能が秘められていることを知って、それを生かし活動すべきなのです。そしてそれこそが学校の本分なので、この目的に適うように組織は動かなければならないのです。
フレーベルについて

■フリードリッヒ・フレーベル
チューリンゲン(ドイツ)で1782年に生まれ、1852年、70年の生涯を終えました。『人の教育』を著わし、母と子の教育のために史上はじめて幼稚園を創設し、乳幼児期の子育ての大切さや幼児期からの栽培作業=労作の大切さなどを説きましたが、とくにユニークな業績は球体から発展する幾何形体の「遊具」を考案したことでした。この遊具を媒介物として宇宙に張りめぐらされている統一的な原理を母娘に実感させる教育、またこれを通して人間が根本的にもっている創造的な欲求を満たし、創造力を十全に開発する教育を行いました。

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