0〜100歳まで遊べる<積木のいろは>の魅力

 「我が子の健やかな成長」親にとってなによりも強い願いではないでしょうか。
 では、その「健やかな成長」とは、具体的にどんなことなのでしょうか?

 健康に育って欲しい、優しい子になって欲しい、賢い子になって欲しい、いろいろな答えはあると思います。そんな中で童具が成長の助けになれることはなにか…
 <積木のいろは>を通して考えた答えのひとつは、「自分で考え、ものごとを成就させる力を身に付けること」です。

 積み木は自分から遊び方を教えてくれません。
 使う人に創造力を要求します。
 それが「自分で考え、ものごとを成就させる力」です。
 この力があれば、積み木はなににでもなり、言うことを聞いてくれます。
 だから、積み木遊びが好きな子どもは「自分で考え、ものごとを成就させる力を身に付けること」ができるようになるのです。

 とはいえ、「積み木って興味はあるけど、なんだか難しそうで…」「子どもがどうやって遊ぶのかイメージが湧かない」というお声をたくさん聞きました。

 そこで、今回の特集では積み木遊びについて“これさえ守っていただければ”というポイントを年代別に挙げました。
 そして、具体的にどう遊んでいるか、年代ごとに示しているので、積み木遊びと発達の関係がわかりやすく読み取れるはずです。

 大人のイメージする積み木遊びは「お城」のような具体的なものをつくることになります。でも最初の遊びは積み木を「なめること」や「崩すこと」からはじまります。

 では、どんな過程があって「崩すこと」から「お城をつくること」につながっていくのか、子どもの成長を追いながら紹介しましょう。