子どもはおやつをもらう時、少しでも大きいもの・多いものを選ぼうとします。この時、子どもはおやつの大きさを比較して<大きい・小さい>という違いを感じて、大きい方を選んでいます。こうして日常生活の中でしぜんと身につけている量の感覚は、生きていくために、より多くの食物を得ようとする本能的な知恵なのでしょう。
子どもがもともと持っている、量を感じたり、比較する活動が<かずの木>遊びを通して、しぜんと体験できます。
■ みたてあそび
かたつむりの親子が一緒におでかけ。のんびりお散歩しましょうね。<大きい・小さい>
親子の関係の中にしぜんと「大きい・小さい」の違いを感じています。
畑でとれた野菜がいっぱい。
細くて長い、アスパラやにんじん。太くて短い、かぶもある。
<長い・短い、太い・細い>
「細くて」「長い」、「太くて」「短い」という2つの量の要素を判断しています。
■ 電車あそび
かずの木を長く長く並べたら、つなげて電車にしてみよう。青い電車は京浜東北線、緑の電車は山の手線、しゅっぱつ!電車にピンをさしたら、ビーズのお客さんも乗れます。
<長い・短い>
電車の特徴「長い」という量を捉えています。 長く並べて電車づくり。指先に集中して慎重に位置を合わせています。
<長い・短い、1対1対応>
電車をつなぐため穴とピンを合わせる時、1つの穴に1つのピンが対応しています。
■ クリスマスツリー
1から10までの木を順番に積み重ねるとそれだけでクリスマスツリーができました。白木の積み木がビーズの緑と赤を引き立てます。<高い・低い>
つくるモチーフのサイズによって大小の関係やバランスを知ります。 グラデーションが美しい、かずの木カラーでつくったクリスマスツリーです。
<高い・低い>
<かずの木>カラーの特徴を活かしたツリーは大から小へと並べるだけで色の秩序もふまえた並びとなります。