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ケルンモザイクのこと 第2章-2

ケルンモザイクは形態の秩序をふまえてつくられています

 ケルンモザイクは色彩の秩序だけでなく形態の秩序(規則性)も内在させています。子どもたちは遊びながら幾何形態の美しさや関係性を学びとることができるようになっています。

○四角形の世界

 パターンボードの中に、正方形、長方形、直角二等辺三角形のケルンモザイクをつめていくと、楽しいパズル遊びができます。子どもたちはこの遊びの中で形の関係性を理解していきます。

 あとひと息でパズルが完成します。残った正方形のスペースに、どのケルンモザイクが当てはまるでしょう。
 答えはひとつではありません。子どもたちは遊びの過程でさまざまな形の組合わせを発見し、いくつもの答えがあることを知っていきます。
 そこにはケルンモザイクが量(大きさ:寸法)の秩序を踏まえて作られているという前提があります。

 正方形を基本として分割する、分割の角度は90°と45°、分割は1/2と1/4。この規則性があるからこそ、子どもたちは遊びの中で無意識のうちに形や量への理解を深めることができるのです。

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