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かずの木のこと 4/6

10進構造と<かずの木>

 <かずの木>は一つ一つのブロックが「連続量」(数えられる量)を表しています。同時に、くっつくことでひと目でパッと「連続量」が把握できます。
 また、1と5と10のブロックを使うことで、算用数字の仕組みである10進構造を忠実に表現することもできます。皿が10×10の大きさであるのも、100を表すとともに10より大きい(長い)ものが入らないという位どりの仕組みを示したものでもあります。
 <かずの木>は数量を示す計器です。そのまま計算器としても使えます。

計算器としての<かずの木>

 計算器?この言葉に抵抗を感じる方は、ピアノを思い浮かべて下さい。ピアノも音の計算器であり、<かずの木>と同じように表現の道具でもあります。音の世界は複雑です。いろいろな音がこの地球上にはあります。人類はその複雑な音からドレミファソラシドの音階という秩序(法則)を発見しました。それによって音楽の世界は飛躍的な発展を遂げることができました。
 <かずの木>は数量界のピアノにあたるものと考えて下さい。数と量は形があるから存在します。その形を積木という創造的な素材として製品化したのが<かずの木>です。

(和久洋三著/『遊びの創造共育法 童具編 かずの木』より抜粋)

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