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おもちゃの選び方 2/4

子どもが喜ぶおもちゃが良いおもちゃとは限りません

仕掛けおもちゃ、複雑なおもちゃ

 動く、音が出る、光る、電子仕掛け、機械仕掛けなど、複雑なおもちゃは最近ますます増え、おもちゃ売場でも子どもの心を捉えているようです。
 しかし、こうしたスイッチひとつで動いたり、鳴ったり、光ったりするものは、遊び方が決まっているので自分で工夫して新しい遊びを発見することがほとんどできません。自ら積極的に関わり、クリエイトする余地のないおもちゃは遊びが次第に受動的になり、子どもの自発性が育ちません。

 また、壊れてしまったらやっかいなのも、これらのおもちゃです。修理するより新しいおもちゃを買い与えてしまう場合が多いのではないでしょうか? 構造が精巧であればあるほど家庭でなおすことが難しくなってきますし、メーカーに送ったりする手間を考えたら別のものを買った方が早いと考えてしまうのも、忙しい親の立場からしてみれば、しかたないかもしれません。でも、これでは子どもの「もの」に対する愛着は湧きません。次から次へと別のものに興味が移り、結果的にひとつのものを使い込む、大切にするという心を育てることが難しくなってしまいます。

(和久洋三著/『おもちゃの選び方・与え方』より抜粋)

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