「数字」は数や量を抽象化させた記号なので理解が難しいのですが、<かずの木>はその姿自体が量を表しているので、お子様の頭の中で数(や数字)と量のイメージがピッタリ結びつきます。
まずは、いろいろな積み木をあつめて遊びましょう。この遊びは足し算や引き算から始まる、計算につながります。
また、かずの木を規則的にならべることは、序列や順序の理解にもつながります。
■ かずさがし
いろいろなかずの木やビーズがあるね。この中から「3」を探してみよう。 「3の積み木」でも「3個のビーズ」でもいいよ。ほかにはどんなかずが隠れているかな?
■ おきゃくさんは何人?
ガタンゴトン…かずの木トレイの電車がやってきました。1の木はおきゃくさんです。それぞれの車両には何人乗っているかな? 数えやすいようにおきゃくさんを1列に並べます。
トレイの縦1列には10人並ぶよ。 すべての車両のおきゃくさんを1ヶ所に集めてみよう。
電車に乗っていたおきゃくさんは全部で…43人でした。
<100までの数>
トレイに入れることで、全部埋まると100という量を視覚的に感じることができます。 また、縦1列で10ということは10進数の理解につながります。
■ みたてあそび
1の木、2の木、3の木と中央から順番に並べるだけできれいなちょうちょになりました。■ 構成遊び
1の木から10の木までを順番に並べただけで美しい模様が現れました。ミラーをそえると、さらに模様の世界が広がりますね。 同じ構成でも、ミラーを少し閉じると…複雑な模様になります。
万華鏡をのぞいているようですね。 平らに並べるだけでなく、立ててみます。 立体にすると平面とは違った美しさが表現できます。 置き方を変えるだけで全く違ったオブジェになります。
<序列>
1から順に並べると、数の階段ができます。 数が「1」増えるごとに高さが高くなるので、量が増える(または減る)様子が実感できます。
■ 100の競争
床にテープを貼り、サイコロを振って出た目の数だけテープの上にかずの木を置いていくゲームです。算太くん、オレンジさん、みどりちゃんの3人でゲームをはじめます。
100の長さ(225cm)のテープを人数分、床に貼ったらゲーム開始! 順番を決めたら、2つのサイコロを振って、出た目の数のかずの木を置いていこう。
ちょうど良い長さの積み木がないときは、いくつか積み木を組み合わせて数をつくるといいよ。
どんどん長くなってきた。だれが勝つかな?
オレンジさん遅れてるよ、頑張って。 やったね!算太くんが一等賞!
テープの長さはお子様の年齢に合わせて調節してあげてくださいね。
<100までの数>
トレイとは別の形で100という量を視覚的に感じることができます。 サイコロの使い方で、足し算だけでなく引き算、掛け算、割り算を使って遊ぶことも出来ます。